松山大学大学院案内2026
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4 ■経済学研究科■経営学研究科■言語コミュニケーション研究科■社会学研究科■法学研究科■医療薬学研究科ふじ い  たか や まつ うら  かず よしおお にし  まさ と地 域と共 に 成 長し 、未 来を 創 造 。地 域 経 済 に 挑 み 、グロ ー バ ル な 視 点を 磨きます 。Professor主な担当科目/経済学研究科/博士後期課程修了生[ 2024年修了 ]藤井 孝哉さん経済学研究科/修士課程 経済学専攻大西 誠人さん国際経済学、国際金融論しています。 また、単に高度な経済学の知識を身につけるだけでなく、博士号を取得できる指導体制を備えています。本研究科の修了後、国内や海外の大学や研究所で活躍する研究者も輩出してきました。経済問題に強い関心のある人は、学部卒業生だけでなく社会人の方も、是非、本研究科で共に学んでほしいと思います。松浦 一悦 教授愛媛への貢献を目指して:松山大 学への進 学充実した指導 体制の下で研究 者への第一歩 松山大学に進学した理由は、愛媛に貢献したいからです。社会人として愛媛県で育てられたので、大学院での勉強を通じて愛媛の発展に寄与したいと思います。また、後に続く社会人の参考になればと思います。 社会人時代に感じたことは、大学と企業の距離感です。お互いに理解不足から近づかない悪循環がありましたが、共に愛媛を支える存在として私が架け橋になりたいです。 大学入学後に一番感じたことは学生の奨学金使用率です。奨学金は良い方法ですが、返済の負担が大きいです。そこで、企業による奨学金代理返済制度をもっと学生に知られるようにしたいです。 卒業後は、私立の文系学部では珍しい文系大学ベンチャーなどができれば良いと思います。それが松山大学や愛媛県の発展につながると思います。 私は学部卒業後に中学校講師に就いた後、地域経済研究への意欲が元々あったことと、教員の専修免許状を取得する目標のために、大学院に入学しました。在学中は高校で非常勤講師をしながら、毎日研究室に通って文献を読み込み、学会報告や論文の締め切りに追われることもありましたが、国内外の地域調査に赴くなど、充実した研究生活を送ることができました。博士号を取得し、本格的に地域経済学の研究者・教員としてのキャリアを歩みはじめましたが、在学中の学びと経験によって今後もステップアップしていけると確信しています。 松山大学大学院には、多くの蔵書を有する図書館、個別の研究ブースと談話スペースが確保されている研究室、院生が投稿できる紀要雑誌、学会参加・報告の補助制度などがあり、研究生活を支えてくれます。研究に興味のある学生や社会人の皆さんが入学し、本学の歴史を継承してくれることを期待しています。 1972年に設置された経済学研究科は、高度の専門知識人の養育及び専門研究者の養成を目的としてきました。理論、歴史や実証分析まで幅広い分野を学ぶことができ、地域研究から国際経済に至るまで多様な研究者を擁しています。高齢化、富の偏在、経済社会のデジタル化という環境変化の潮流の中で、経済学のアプローチから現代社会を考察する意義は益々高まっています。本研究科は、21世紀の諸課題を研究する上で、十分な指導体制を準備

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