CREATION_213_EBOOK
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共感から始まった「ひきこもり」の研究ひきこもり当事者の声を〝聴き〟存在を受け止めることから「生きる」場がつくられるフィールドワークを行っています。「ひきこもり」が社会問題化した2000年前後、私は大学を卒業するタイミングであり、進路についてとても悩んでいました。また、人とうまく距離を取ることができず、人間関係にも悩みがちだったので、「ひきこもり」と自分の問題が重なるようにも思えて共感を覚えました。大学院に進学してからは、実際にひき5 こもっている人たちに会って、「ひきこもり」とはどういう経験なのかを聞かせて【略歴】2000年3月 中央大学文学部社会学科 卒業2000年4月 東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程 入学2002年3月 東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程 修了[修士(社会学)]2002年4月 東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程 入学2008年3月 東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程 修了[博士(社会学)]2010年4月 日本学術振興会特別研究員(~2013年3月)2013年4月 松山大学人文学部准教授2020年10月 松山大学人文学部教授(現在に至る)CREATION NO.21320年くらい前から「ひきこもり」の人文学部社会学科教授学びの最前線をフォーカス!FOCUS石川 良子ISHIKAWA Ryoko学術研究

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