CREATION_213_EBOOK
8/20

失敗を恐れずに挑戦する姿勢を養う自ら考え、気づきを得るアクティブな学びの場にたち、熊谷ゼミ生です!*…環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字からつくられた言葉。近年、企業の長期的な成長には、この3つの視点が必要といわれている。 「とにかくやってみよう」。これが熊谷太郎ゼミのテーマなのだという。「失敗したらどうしよう…と思うと動けなくなりますから、頭で考える前に、まず行動してみることが重要」と熊谷太郎教授。そのための環境づくりとして、ゼミの始めにアイスブレイクを行っている。と言っても、一般的な自己紹介ではなく、グループで一人ひとりにインタビューをしていく、囲み取材のような形式をとったり、次は一対一でインタビューを行ったり、その手法もバラエティに富んでいる。極めつきは、自作のパワーポイントによる自分紹介。「自分の好きなものの写真をいっぱい貼ってパワーポイントを作成し、発表しました。先生が先陣を切って自私  7分紹介をしてくれたので、やりやすかったです」と岡本さん。こうしてお互いを知り、打ち解け合ったところで、次のステップとしてグループワーク形式のゼミ活動へと展開していく。3年次生のゼミナール大会を見据え、ゼミ内で対戦形式の研究発表を行うのだが、今回のメンバーが取り組んだテーマは「SDGs」と「*ESG」。学生が主体となり、役割分担を行いプレゼンまで進めていく。「初めて発表したときは熊谷先生からたくさんツッコミを受けましたが、それらを収まり良くまとめることを自分たちで意識し、できたのでよかったと思います」と三浦さん。失敗を恐れずやってみることで、大きな手応えを掴んだようだ。「テーマに対して、どう広げていくかは学生次第。問題提起はしますが、学生に考え、気づいてもらうことを大切にしています。だから学生たちは大変だと思いますよ」と笑う熊谷教授。その思いはしっかりと学生たちに届いているようで、森下さんも「以前はあまり発言をすダ探ツミ座談会学生メンバー 熊谷太郎 教授CREATION NO.213経済学の視点から社会現象を考え、理解したことを分かりやすく説明する基礎力を身に付ける2年次生たち。その力は3年次生でのゼミナール大会、4年次生での卒業論文への取り組みにつながっていく。学生同士での話し合い、熊谷教授は見守るのが基本スタイルだそう。左から、岡本龍武さん、三浦美胡さん、森下愛海さん、西山厚志郎さんMATSUYAMA UNIVERSITY EDUCATION SITE経済学部経済学科経済学的な視点から社会問題に取り組む学びの現場にフォーカス!イマ訪ゼ熊谷 太郎ゼミ

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る