CREATION_214_EBOOK
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創立100周年に向け、松山大学のあるべき姿を明確なものとするブランディングプロジェクトを進めてきました。私たちはその中で「学生一人ひとりが自らの成長を実感することができる充実した学びの環境を整え、学生たちに松山大学で学んで良かったと思ってほしい」「地域を支える存在として、地域の中で主体的な役割を果たし、地域と共に発展したい」という想いを新たにしました。この想いを、地域に発信したのが「実れ、ミライ。」という※ステートメント(9ページ参照)です。本学がこれまで行ってきた地域連携活動を発展させ、地域を支え創造していく主体的な役割を果たしていきたいと考えています。本学はこの数年間で複数の地方自治体と連携協定の締結を進めてきました。新たなつながりの中から、地域のためにできることを模索し、地域の発展に貢献していきたいとの想いを込めています。育することです。これは100年の時代を経ても不変です。しかしながら、社会情勢は日々変化し、目まぐるしく進化しています。本学は「実学教育」を標榜しています。したがって、大学が提供する学びは常に社会の変化を意識したものでなくてはなりません。大学卒業後、学びを生かし、実社会において物事を適切に判断する力を発揮してくれることを願っています。もちろん研究者でもある私たち教員も「学び」を新たにし続けていかなければなりません。学び続ける中から明らかになった成果、つまり研究成果を社大学の中心となる使命は、学生を教会に還元していきたいと考えています。繰り返しになりますが、変化の激しい時代において、私たちは常に学びを新たにしていくことが求められます。学生のみならず、地域で活躍する方々に生きた知を学ぶ機会を提供し、「学びたい」を支援すること、それが本学の役割だと思っています。本学は愛媛県内からの入学者が多く、また卒業生の半数以上が愛媛県内で就職しています。在学中から地域課題に取組み、そして卒業後に地域を担っていくことができる学生を育てることは、地域を支える存在を目指す本学にとっては重要なことです。また本学には、すでに約8万人の卒業生がいます。本学には、温山会という同窓会組織があり、日本・海外に42支部あります。大学と温山会がこれまで以上に連携を深め、在学生、教職員、卒業生による「松山大学ファミリー」を形成することにより、互いに高めあう関係を構築していきたいと考えています。大学には、変わってはいけないものと変わらなければならないものがあると思っています。大学の伝統や校訓「三実」は普遍的な精神ですが、社会の中での大学の役割、教育の内容や手法などは社会の変化に対応して変わっていかなければなりません。100年の歴史を経て変わらない伝統と次の100年に向けて新しく変化していく松山大学に注目していただきたいと思っています。「実れ、ミライ。」に込められた想いをお聞かせください。「四国・松山の地で、よりよい地域づくりを考え、人と関わり、新たなつながりを探すこと」とは?「時代ごとに現れる多様な課題を解決するため専門教育で培った学びを、社会に還元すること」とは?「学生が、地域が、学びの楽しさや大切さに気づき成長という実りへの一歩を踏み出す、その背中を押すこと」とは?「地域を学び、地域を担う若者を育て巣立ったあとも地域に根を張り、つながることのできる関係性をつくること」とは?最後に、これまでの100年とこれからの100年に向けての決意をお聞かせください。100周年特設サイトで公開。※開学記念日の5月29日に愛媛新聞及び本学創立地域とともに成長し続ける2023年に迎える創立100周年に寄せて         学校法人松山大学 理事長松山大学 学長新井 英夫学 長インタビュー

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