私は主に企業の決算書に記載される会計データの形式について研究しています。売上高や利益といった会計データは、現実世界で生じた出来事を文字や数字に写している(写像)といえます。手書きの時代でもデジタルの時代でも記録する目的の根本は変わらないものの、“人が目で見るためのデータ”と“コンピュータが見る(扱う)データ”とでは適した形が異なります。現在の会計の記録技術は手書きを前提にしたものですが、近年は会計でもコ到来するAI時代を見据え様々な角度から最適だと思われる会計データのあり方を探求するコンピュータで記録するデータ形式に注目する【略歴】2008年 神戸大学経営学部卒業2010年 神戸大学経営学研究科博士課程前期課程修了 修士(経営学)2013年 神戸大学経営学研究科博士課程後期課程修了 博士(経営学)2013年 松山大学経営学部講師2015年 松山大学経営学部准教授2016~2017年 University of Massachusetts Lowell 客員研究員2022年 松山大学経営学部教授(現在に至る) 3CREATION NO.214研究の最前線をフォーカス!経営学部経営学科教授FOCUS中溝 晃介NAKAMIZO Kosuke学術研究
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