今から100年前の1923(大正学校」が誕生。後の松山大学である。翌年に本館が落成し、10月10日に開校式を挙行。式場を万国旗で飾るなど、厳粛ななかにも祝福ムードに包まれた1日だったという。この良き日を迎えられたのは、ひとえに巨額の創立費を投じた新田長次郎(雅号なり様々な場面で仲介役を果たした加藤恒■忠■■(同拓■川■)、そして初代校長を務めた加藤彰■廉■の「三恩人」の尽力によるものであり、ここから松山大学100年の歴史が始まった。先人たちの開学への思いは、加藤校長が第1回の卒業式で唱えた「真実」「実用」「忠実」の言葉からも窺い知ることができる。校訓「三実」は歴史とともに100年の時を経て脈々と受け継がれている。温■山■)、学校設立運動の中心と■■■■■ ■■ 2022年10月13日、松山高等商業学校の第1回卒業生である増岡喜義氏(松山商科大学第三代学長)の卒業証書、卒業アルバムおよび当時の写真等を、ご子息である増岡次郎氏(松山商科大学第17回卒業)から寄贈いただいた。本学の100年の歴史を感じ取ることができる貴重な品々だ。これら寄贈品については、今年開催する松山大学創立100周年の各記念事業において展示する予定。また創立100周年史も制作中だ。記念すべき品々から、偉大な先人たちの矜持と100年の誇りを受けとめたい。三恩人の尽力により立志の教育が始まる第1回卒業生から貴重な品々を受贈★…松山高等商業学校第1回卒業アルバムよりいよいよ2023年、松山大学は創立100周年へ。松山大学の礎「松山高等商業学校」を振り返る12)年4月、城北の地に「松山高等商業在りし日の本館前で撮影した集合写真★(右)松山商科大学第三代学長(1964〜1968年)を務めた増岡喜義氏(松山商科大学六十年史より)(下)松山高等商業学校第1回卒業証書 寄贈式(左 新井英夫理事長、右 増岡次郎氏)松山高等商業学校第1回卒業証書(左上)学生時代の増岡青年★(上)授業の様子★ (下)1925(大正14)年に撮影した野球部★寄贈された第1回卒業アルバム Anniversary
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