CREATION_216_EBOOK
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校時代、進路について決めかねていたところ、オープンキャンパスで当時法学部長だった妹尾克敏教授の話を聞いて「“ビビビッ!”と直感が働きました」と古谷さん。こうした経験もあり、また「法律を勉強しておいて損はないだろう」と松山大学法学部へ進学した。新入生オリエンテーションで再び「“ビビビッ!”と感じた」という友人たちと過ごし、授業時間以外はアルバイトに励む、学生ならではの時間を存分に謳歌。「勉強も励んだ…かな(笑)。友人たちと学内でおしゃべりしたことや、熟田津祭(大学祭)でおでん屋を出店したことなどは大切な思い出。指導教授の妹尾先生は父と同い年ということもあって親しみやすく、今でも交流が続いています」と話す。就職活動は後に「氷河期」と呼ばれる高 い ほど厳しい時期だったが、努力の甲斐あって第一志望の企業に就職。しかし3年で目標を見失う。そんなとき、妹尾教授から「目標が見つからないなら、逆にやりたくないことを挙げてみなさい」とのアドバイスが。その結果、“やりたくないリスト”に入っていなかったのがサービス業。そこで「サービス業の最高峰はホテルだ」と、※松1山全日空ホテル(当時)へ転職を決意する。「“さすが”と思っていただけるサービスと、言われる前に提案・行動することを心がけています。この仕事の醍醐味は“尽きない”ところですね」と語る。2017年の「愛顔つなぐえひめ国体」では※宮2内庁担当となり、天皇皇后両陛下(当時)の“お印”である榮えと白樺を装花に使い、その心遣いに皇后さまが気付かれ「配慮をありがとう」とのお言葉をいただいたそう。バイタリティとユーモア、そして心遣いにあふれる古谷さんの笑顔がまぶしい。人と出会い、交流を深め人生経験を積んだ大学時代再発見した自分の適性と尽きることのないやりがい「直感を信じ、松大での出会いに導かれて今がある」ANAクラウンプラザホテル松山宿泊マーケティング 支配人座右の銘FURUYA Shoko2001年3月法学部法学科卒※1…2018年に「ANAクラウンプラザホテル松山」と名称を変更し、リブランドオープンした。※2…松山全日空ホテルは両陛下が愛媛県に行幸啓された際、お泊まり所の栄に浴した。学生時代にPLAY BACK (1997.4~2001.3)海外イギリス統治下の香港を中国に返還、欧州通貨同盟が発足、欧州単一通貨「ユーロ」が誕生、ロシア大統領にプーチン氏が就任 ほか消費税5%に引き上げ実施、長野冬季五輪大会開幕、サッカーW杯フランス大会へ初出場、完全失業率4.3%過去最悪更新、瀬戸内しまなみ海道開通、そごうグループ戦後初の大型店倒産、携帯電話やインターネットが普及、芸予地震M6.7発生、大阪市にUSJオープン ほか国内学内温山会館竣工、第1回俳句甲子園松山大会を開催 ほか後輩へのアドバイス時間とお金を自由に使えるのは大学時代だけ。だからやれることは何でも挑戦を。就職活動は〝就職〟という目的の他にも得るものが多いです。一生懸命に取り組んでください! あと、あなたが思う以上に大人は大事なことを言っているのでしっかり話を聞きましょう。INTERVIEW    さんOGINTERVIEW

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