CREATION_219_EBOOK
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地域活性化やまちづくりに関心のある学生が多い江成ゼミ。地域経済学を専門とする江成講師のもと、「地域経済と自治体政策」をメインテーマとして研究に取り組んでいる。学生が積極的・主体的に参加できるよう、ゼミ活動はグループワークが中心。3年次生はゼミナール大会に向けてグループ単位での研究活動を行っているが、そのテーマ設定も学生たちに委ねられている。今年の各グループのテーマは、「聖地巡礼とフィルムコミッション」、「ポイント還元事業の地域経済への影響」、「コンパクトシティ政策の効果検討」、「四国遍路における外国人観光客の受け入れ態勢の課題」、「西日本豪雨からの復興政策の検討」、「地域おこし協力隊活動の課題と展望」とバラエティに富んだテーマがそろった。 「ポイント還元事業の地域経済への影響」の研究を行う岡田さんは、松山市のプレミアム付商品券事業について、市の担当者へ実際にヒアリング調査を行うとともに、数値的な経済効果の分析を進めている。村井さんと直井さんは共に「四国遍路における外国人観光客の受け入れ態勢の課題」を研究しており、四国遍路ではどのような外国人対応を行っているのか、札所や香川県の「おへんろ交流サロン」を調査し、解決策を模索するため行動している。ゼミ活動を通して、村井さんは「論理的思考力の向上とリーダー的な行動を取る能力が身につきました」と話す。ゼミ長として活動し、研究仲間と意見をぶつけ合った経験が生きているという。 「松大の学生は愛媛や香川など四国出身者が多いので、身近な地域への問題意識の持ち方に、地元ならではの前向きな姿勢を感じます」と江成講師。生まれ育った地域に思いを寄せる学生自主性と行動力を重視し地域の課題解決に臨む大学で培った「学び方」がミライの自分の原動力にダ探ツミ私  5たち、江成ゼミ生です!座談会学生メンバーグループワークやヒアリング調査が多く、話す力や考える力が身についたという学生たち。左から、直井恭汰さん、村井弘行さん、岡田真優さん(3年次生)MATSUYAMA UNIVERSITY EDUCATION SITECREATION NO.219 江成 穣 講師地域経済や自治体政策に問題意識を持って多角的に研究。自分で考え、行動するなかで論理的思考力を身につける。経済学部経済学科グループワークを中心に学生が主体となる学びを学びの現場にフォーカス!イマ訪ゼ江成 穣ゼミ

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