変化し続けることこそ人生の醍醐味松山短期大学入学を転機に新たな人生が拓かれる地元に貢献したいとの想いで大手IT企業から独立、創業 校時代、四年制大学への進学を希望していたが叶わず、松山短期大学へ進学した松本さん。その波乱万丈の人生はここから幕を開ける。早朝から夕方までアルバイトに勤しみ、夜に短期大学へ通うなか、価値観が大きく変わる出会いがあった。「夜学には仕事をしながら通う同年代、現役の公務員、定年後の人までいろいろで、人生は学びの連続であることを知りました」と振り返る。将来、「経営」はすべての仕事に通じると考え、3年次で松山大学経営学部に編入。その年の夏に短期語学研修制度を活用して1カ月間アメリカへ。「しかし満足に話せず、大変悔しい思いをしました」。松本さんは翌年、休学を決断。愛知県の大手企業で働いて資金を貯めてアメリカへ再渡航し学を果たした。そうした幅広い世代との交流やアルバイト、留学といった多様な経験を通し、松本さんはインターネット黎明期だった当時から「時代はコンピュータに流れていく」と実感。内定をいただいた大手IT企業に就職を決めた。、7カ月間、単独での留大手IT企業で自社パッケージ製品の開発、営業、霞ヶ関のシステム開発など、大手でしかできない様々な経験を経て、9年間勤めた後に退職。地元の松山市で受託開発ソフトウェア業を主業務とするアービンズを創業する。「いろいろな業種のお客様がいますが、すべては困りごとの解高 決が目的。企業は人々を幸せにするために存在するものだと思っています」と話す。今後の目標は、クライアントの新規事業立ち上げや、スタートアップのメンターとしてキャリアを積み、愛媛から上場企業を輩出する手伝いをしていきたいと話す。短期大学での多様な人々との出会い、松大への編入とアメリカへの留学で大きく人生が拓いたという松本さん。さらなる進化が期待される。10CREATION NO.221学生時代にPLAY BACK (1988.4~1993.3)座右の銘MATSUMOTO Eiji1993年3月 経営学部経営学科卒中国天安門事件、ベルリンの壁崩壊、東欧に自由化の波、ソ連大統領制導入、東西ドイツ統一、湾岸戦争、ソ連邦消滅宣言、バルト3国独立回復、EC12カ国が参加の世界最大統合市場スタート ほか海外消費税導入3%スタート、松山市制100周年記念式典挙行、南宇和高校が全国高校サッカー選手権大会で初優勝、大学入試センター試験実施、天皇陛下即位の礼大嘗祭、バブル経済崩壊、 ほか国内学内新校名「松山大学」「松山短期大学」に改称、「西宮新田邸」受贈、新校歌制定、8号館竣工、大学入試センター試験利用入試初実施 ほか株式会社 アービンズ 代表取締役ピクトグラム 株式会社 取締役会長後輩へのアドバイス大学生活に正解はなく、同世代に限らずいろんな人と出会って、経験し、楽しむことが大切だと思います。積極的に行動し、多くの人と話すことでたくさんの情報を得てください。新たに開設が予定されている情報学部での多様な学びも期待しています。INTERVIEW さんOBINTERVIEW
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