私 7学びの目的を明確に持ち自主的に問題解決を図る現場のリアルを実感し実効性のある提案を行う現代の社会に適合的な人材マネジメントについて、座学やフィールドワーク、産学連携事業によって理解を深める柴田好則ゼミ。1年次に柴田准教授の講義を受けた梶原さんは、「もっと学びたい!という気持ちにさせてくれました。人を動かす戦略やノウハウは将来きっと役立つはず」と思い、ゼミの受講を希望したそう。まずは専門的な知識や理論を身につけ、それらを用いて社会経済における課題を分析・解析し、自立的に問題解決できる能力を身につけることが目標。柴田准教授は学生が自らの足を使って生のデータを収集し、現場のリアルな感情や課題を実感してもらうことを意識しているという。「個々の能力を引き出して利益を生み出す仕組みが人材マネジメント。人をどこでどのように活かすかを判断するために必須である〝周りを見る能力〟を身につけたい」と中塚さん。奥川さんは「普通の会話は苦手ではないけれど、その人のモチベーションを上げるようなコミュニケーションは苦手。組織や集団において、誰もがやりがいをもって物事に取り組める指示の出し方や、組織のつくり方など、実体験を通じて学ぶために志望しました」と話す。学生の主体性・自律性を重んじている柴田准教授。「多様な人々との関わりのなかで失敗したり、恥をかいたりしながら、社会に通用する能力を養ってほしい」と考えている。だからこそ産学連携事業において、柴田准教授は採用レベルに達していないと判断した場合、締切の数日前でも修正を求めることがあるという。学生たちは実社会さながらの厳しさを感じつつも乗り越えようと、常に前向きだ。その甲斐あって連携先の企業からは「若者らしい斬新な発想」「発表が上手で、対応が細やか」など高く評たち、柴田ゼミ生です!ダ探ツミMATSUYAMA UNIVERSITY EDUCATION SITE2024年3月に『人的資源管理の考え方』を発刊。本書はゼミ活動にも活用される。主体性・自律性を重んじている柴田ゼミ。学生たちは好奇心旺盛に調査したり、発言したりしている。左上から、冨永樹輝さん、奥川裕之さん、樫原大河さん、左下から、中塚愛唯さん、泉本莉里さん(3年次生)CREATION NO.222座談会学生メンバー柴田好則 准教授講義とフィールド調査で課題を分析・解決する基本的能力を、産学連携事業で実社会に通用する提案力を身につける。実践的な学びを経験し、実社会で活きる能力を育む経営学部経営学科学びの現場にフォーカス!イマ訪ゼ柴田 好則ゼミ
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